私が感じた里親制度の課題


 里親制度の発展にとても大切だと思うのは社会的な認知と制度理解だと思います。

私の勤める法人でも個人情報の保護に関する法律ができた平成15年頃は、とにかく個人情報漏洩を防ぎ保護することばかりで、何のための情報なのかと思った時代もありましたが、現在では個人情報の範囲や活用が明確に規定されています。

一方、里親の研修では守秘義務に特化した研修を繰り返し、活用についての視点が明示されていないため、現状では、里親同士や関係機関位しか相談できる人がいませんし、里親個人でブログやWebサイトを公開している人のほとんどは、東京ルールで判断すると守秘義務を守っていないサイトとなってしまいます。(私は、立川児相や東京都の主管に相談しながら運営しています。)

都道府県によっても制度格差が大きいので、都道府県による里親制度運用の標準化や里親支援の充実は急務の課題だと思います。

 

また、実際に養育里親をやってみると「職場の理解」はとても重要ですが、東京都の職員は看護休暇の規定があるそうです。

里親制度の主管は東京都の職員ですから、今度詳しく問い合わせをしてみようと思います。

しかし、一般的な職場では養育里親の認知度や理解がとても低いのが現実です。

 

 私の勤める法人では職員が仕事と子育ての両立をしやすいように、産休や育休、時短勤務や看護休暇など、子育て家庭への理解があり社会的養護の理解もあるので、とてもありがたく思っています。

今までの人生の原点を夫婦で考えた結果、子どもとの時間と生活を大切にしたかったので、今月から時短勤務制度を利用させてもらいました。

日々、両親や妻、里親の仲間や友人、地域の方々、保育所や学校の先生、職場や関係機関の方など、たくさんの人に支えていただき幸せな日々を実感しています。

 

社会的養護の必要な子(持論としては全ての子)が安心して生きていける社会は、血のつながりに関係なく、家族として安心して暮らしていける社会通念が必要だと思います。

今後も「子どもの最善の利益」を目指し前進していきたいと思います。


 

「養育家庭や養育里親」でも検索してヒットして欲しいです。

里親 ほっとファミリーいっちゃん  http://foster-parent.jimdo.com/

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